「忘れること」「ブレないこと」資産運用で最後に勝つためのアドバイス (1/3ページ)

新刊JP

『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版刊)の著者、太田創氏
『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版刊)の著者、太田創氏

「老後のお金」について不安を持ったことがない人は今やほとんどいないはず。
会社を定年退職してから年金受給年齢までをどうやりくりするかという問題もあれば、そもそも暮らしていけるだけの年金がもらえるのかという問題もある。

だからこそ、今のうちに将来のお金の「仕込み」をしておきたい。『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』(かんき出版刊)の著者、太田創氏はそのための確実な手法として「米国株を対象にした積み立て型投資信託」を提唱している。

その太田さんに、なぜ今「米国株」なのか、そして氏が「米国一本に投資を」と呼びかける理由は何なのかを聞くインタビューの後編は、長期投資での資産運用で注意すべきポイントについてお話をうかがった。

(インタビュー前編を読む)

■今買うべき投資信託の条件は… ――投資信託でいえば手堅く資金を増やすなら日本株、ハイリスクを承知でリターンを追うなら新興国というイメージがあり、米国株は盲点になっている気がします。

太田:そうかもしれません。テーマ型で米国株式市場で運用する商品はありますが、米国株式のみに投資する投資信託自体、実は日本では少ないですしね。

今は「積み立てNISA」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」など、非課税のサービスもありますから、積み立て投資を始める環境としては最高です。投資を始めるとわかることですが、非課税をエンジョイできるというのはものすごく大きなことなんです。

――同じように米国の株式に投資するにしても、個別銘柄ではなく投資信託にすべし、とされていました。個別銘柄を精査したうえで購入し、長期に保持するという手法はあまりお勧めではないのでしょうか。

太田:米国の企業の個別銘柄を買うというのはかなりハードルが高いと思っています。一般の人はフェイスブックやアップルなど本当に有名な企業は知っていても、それ以外となるとほとんど知らないはずですし、基本的に情報収集は英語です。

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