愛しい人々との別離…防人たちの思いが詠まれた「万葉集」防人歌を紹介 (1/4ページ)

Japaaan

愛しい人々との別離…防人たちの思いが詠まれた「万葉集」防人歌を紹介

新元号「令和(れいわ)」の出典として俄然注目を浴びるようになった『万葉集(まんようしゅう)』

『万葉集』より、「令和」の典拠(左の枠部分)。

首相の会見でも言及されていたように、万葉集は日本最古の歌集として、身分の上下や立場にとらわれることなく収録され、自由闊達に詠まれた多彩な表現が魅力となっています。

今回は、その中でも日本の国境防衛に当たった防人(さきもり)たちが詠んだ防人歌(さきもりのうた)について紹介したいと思います。

愛しい者を故郷に残し……

ここで歴史のおさらいですが、防人とは百済(くだら。朝鮮半島の古代王朝)を助けるために出兵した白村江の戦い(はくすきのえ・天智天皇二663年10月)で敗れた日本が、百済を滅ぼした(中国大陸の古代王朝)と新羅(しらぎ。百済のライバル王朝)が日本に攻めて来ること想定して、国境地域(主に九州北部)の守りを固めるために召集した兵士です。

玄界灘の守りを固める(イメージ)

ちなみに「さきもり」という読み方は古来沿岸部を警備していた「岬守(みさきもり)」に唐の制度であった「防人(ぼうじん)」の漢字を当てたものと考えられています。

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