巨人は意外と多い! 丸佳浩、元木大介…プロ野球「伝説のクセモノ」 (4/4ページ)

日刊大衆

いい投手だったんだけどね」(ベテラン記者)

 1969年6月15日の試合では、腕を背中から繰り出す「背面投げ」で、当時絶好調だった王を苦しめている。その後、同年8月、月にも王に対して背面投げを試みている。

 だが、70年5月、反社会的組織と共謀してオートレースの八百長を仕組んだという容疑で逮捕され、永久失格処分を受け、その後、プロ野球のマウンドに戻ることはなかった。

■ゴジラ・松井秀喜にも天敵が!

 ゴジラ・松井秀喜にも天敵のクセモノ投手がいた。元阪神の遠山獎志氏だ。97年にロッテを解雇され、古巣・阪神の入団テストを受けて合格。そんな遠山がクセモノの本領を発揮し始めるのは、野村克也が監督に就任した99年。シュートで、松井に徹底的なインコース攻めを繰り返し、99年は13打数無安打と完璧に抑え込んだ。当時、松井は「遠山さんの顔を見るのも嫌」と口走ったほどだった。

■広島カープは伝統的にクセモノを輩出

 伝統的にクセモノを輩出するのが広島。丸は巨人に移籍したが、田中広輔、菊池涼介、野間峻洋の“魔の三人衆”は健在だ。

「田中は開幕の巨人戦でも、3回に巨人先発の絶対的エース・菅野智之に9球、6種の球種を投げさせる粘りよう。菅野攻略のキッカケを作りましたよね。巧打と天才的な守備の菊池は今年もやるでしょう。今年で5年目の野間も広島らしく、いやらしい。クセモノぞろいの広島と、戦力を大幅にアップさせた巨人が優勝を争うことになりそうです」(前出のスポーツ紙記者)

 そして広島のクセモノといえば、達川光男氏を忘れてはいけない。「達川もノムさんと同じく、ささやき戦術の使い手。私生活に関することや世間話で打者を撹乱するんだけど、独特の広島弁がユーモラスで、つい力が抜けてしまうんだよね」(ベテラン記者)

 また、達川は、かすってもいないボールを「デッドボールだ」とアピールするので有名だった。「試合後でも“ホンマに当たってる。記者さんはデッドボールの怖さを知らんからいろいろ言うけど、選手は命懸けじゃけん”と言ってたけど……(笑)」(前同)

 藪氏は最後に、こう締めてくれた。「“クセモノ”と呼ぶのは、僕らの間では褒め言葉なんですよ」

 クセモノに注目して見れば、プロ野球は100倍おもしろくなる!

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