巨人は意外と多い! 丸佳浩、元木大介…プロ野球「伝説のクセモノ」 (3/4ページ)

日刊大衆

セオリーに反する守備位置につくのは怖いんですよ」(前出のベテラン記者)

■長嶋茂雄は野村克也にカリカリ

 藪氏も「だいたい、クセモノといわれる選手は二塁手か遊撃手。それに捕手というのが通り相場」と語るが、クセモノのキャッチャーとして、まず名前が挙がるのは野村克也氏だろう。ノムさんが得意としたのは、言わずと知れた「ささやき戦術」だ。

「王さんがよく、“昨日、銀座のクラブ『姫』に行ったろ”なんて言われて動揺しているうちにストライクを取られる、ということがあったね」(ベテラン記者)

 王、ミスターの盟友、巨人軍V9戦士で野球解説者の黒江透修氏によれば、「長嶋さんもゴチャゴチャ言ってくるノムさんには、相当カリカリきてたよ」とのこと。そんな黒江氏に対するノムさんからの“口撃”といえば、「俺は私生活のことをいわれなかった。むしろ“初球から打ってもええんか?”とか、“打撃が良くなってきてるから気をつけんといかんな……”とか、本当のことを言われて、逆に参考にして打ってたよ(笑)」

■世界の王貞治を封じ込めたクセモノ

 黒江氏は、「王キラー」として世界の王を封じ込めたクセモノの名前を挙げてくれた。広島の大羽進投手がその人だ。王と同級生の大羽は入団6年目、広島が初めて王シフトを敷いた試合に先発すると、内角球で勝負を挑み、王の5打席連続ホームランを打ち砕いた。

「巨人戦には滅法強く、巨人キラーとも呼ばれていました。王さんと対戦するときは超スーローボールを投げて王さんのペースを崩して、打ち取っていましたよ」(黒江氏)

 王との対決といえば、小川健太郎(中日)のことにも触れなければならないだろう。「基本はアンダースローだけど、ときにサイドスローやオーバースローで投げたりする変則的なクセモノ投手。

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