不安すぎる原巨人…篠塚和典が「プロ野球を一刀両断」! (3/4ページ)
先発はたくさんいるんだから、試したいと思う若手投手を、あえて中継ぎに回してもいいんじゃないか、と思う。もともと先発をやっているから持久力があるし、ときには負けゲームで投げさせたっていい。そうすれば、若手にとっていい経験になるし、首脳陣からすればテストもできる。チームにとって一石二鳥になるんじゃないかな。
――篠塚氏は、かつてコーチとして原政権を支えた経験がある。今回3度目の就任になる原監督は、どのような采配を振るうのだろうか。
篠塚 原は試合の流れを、しっかり読むタイプ。先のことを読んで、自分の思い通りにゲームを動かしたい監督だね。その姿勢は昔と変わらないと思うし、今年も自分の考える通りに試合を動かそうとするだろうね。だから、選手も監督の意図を考えながら野球をしないといけない。選手の様子も、原はベンチの隅からしっかり見ている。だから、試合にのめり込んでいるような選手をちゃんと使ってくる。ベンチでボーッと試合を見ているような選手は使わない(笑)。
その点はミスターと一緒だよね。ミスターも選手のことをよく観察していた。代打で使う選手であれば、相手投手のタイミングに合わせてバットを構えているか、とか。原は、ミスターのもとで指導者デビューしたわけだし、大きな影響を受けているんじゃないかな。
■長嶋茂雄との思い出
――篠塚氏といえば、もともと長嶋氏にその素質を認められた存在だ。恩師でもある長嶋氏への思いは熱い。
篠塚 僕が入団したときの監督がミスターだったけど、同じ監督でもミスターの言葉となると、やっぱり大きな励みになった。地獄と言われた1979年秋の伊東キャンプが始まる前かな。ミスターは、“ここにいるメンバーで未来の巨人を引っ張っていくんだ”って、選手に声をかけたんだ。そんなことをミスターに言われたら、誰だって張り切るよね(笑)。その頃のミスターは、まだ若手の僕からすれば、近寄りがたいところもあった。でも、自らバッティング投手をやったり、守備練習で実践しながら教えてくれたりして、自分から選手とコミュニケーションを取ろうとしていたよ。