地球上で最も高価な物質ベスト10(2019年版) (5/7ページ)

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超高圧が何の変哲もない炭素を美しい透明な結晶に変化させるのだ。

 名称の由来は、古代ギリシャ語で「征服しがたい」を意味する「アダマス」で、当時の人々はダイヤは神々の涙であると考えた。

 地球から50光年離れた場所には、「ルーシー」というダイヤモンドの惑星があるそうだ。その大きさは10の34乗カラットである。


・3. カリホルニウム――275,000,000円/グラム

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 カリホルニウムは馬鹿げたほど高価なだけでなく、恐ろしいほどの放射性を有している。不安定であるゆえに、もっとも危険な化学物質の一つである。

 最初に合成されたのは1950年のことで、キュリウムに高速のアルファ粒子を照射することで作られた。裸眼で確認できるほどの量が作られた元素としては、アインスタイニウムに次いで重い。

 非常に危険な物質だが、頸部や脳のがんなど、普通の放射線治療ではあまり効果が得られないような場合に使われる。

 その特性はあまり知られていないが、自然界で形成されることはなく、また高価であるゆえに研究もなかなか進まない。


・2. バックミンスターフラーレン――16,500,000,000円/グラム

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 カゴで編まれたサッカーボールのような分子。

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