10年間共に過ごした飼い主が亡くなってしまった。悲しみに暮れ、一度生きることを放棄した犬の物語(アメリカ) (4/5ページ)
希望を持ち始めたリオ
さらにリオは、人が通りかかると尻尾を振るようになり、一緒に森での散歩を楽しむようになった。
リオの目覚しい回復についての、ライアンさんの理論は単純だ。「誰かの人生の中に居場所が必要だっただけだと思いますね」
・自分を必要としてくれる人がいる。自信をもって新しい家族のもとへ
それから半年ちょっと。すっかり回復し、心身の健康を取り戻したリオの新しい家族の募集が、DDRで始まった。
さらに約2ヶ月の後、リオは新しい家族に引き取られていった。悲しみに満ちたリオの物語を目にして、「それなら是非私たちが引き取ろう」と決心したカップルである。関係者もみな、リオが新しい家族にスムーズになじむよう、最大の努力をした。
また引越しをすることになったリオだが、今回は自信に満ちており、悲しみのかけらも見られない。
自分を愛してくれる人間はいつでもいる、ということを学んだのだ。