巨人がチーム分断扇動! 広島に「金本待望論」「新井ロス」 (1/3ページ)

週刊実話

 セ・リーグの大本命と目されていた広島が開幕から5カード連続負け越し…。2リーグ分立後、両リーグを通じて開幕4カード連続負け越しから優勝した例はなく、「優勝確率0%」の最悪スタートとなった。

 トドメを刺したのが、4月10日のヤクルト戦。3対3の延長10回表だ。セ・パ両リーグ初となる延長での1イニング12失点を喫し、3対15の歴史的大敗。この負け方は尋常ではない。

 丸佳浩の巨人へのFA移籍をきっかけに、優勝の陰に潜んでいたチームの問題点が露呈。思わぬチーム事情が浮き彫りとなったのだ。

 「この急降下の流れは、緒方孝市監督(50)では変えられないでしょう。あのヤクルト戦の歴史的大敗がすべてを言い表しています。野球はグラウンドだけの戦いではなく、巧みに人を欺く策略の力も大きい。何が言いたいかと言うと、監督時代には実りませんでしたが、高橋由伸氏のチーム戦略が功を奏しているのです」

 巨人OBの野球解説者がこう語るように、今季のセ・リーグの鍵を握るのが、巨人と熾烈な首位争いを展開しているヤクルト。その快進撃を支えているのが、近年の「カープ黄金期」を築き上げた2人のコーチなのだ。石井琢朗氏と河田雄祐氏――。そう、「タナキクマル」を育て上げた功労者である。

 今季で5年目を迎える緒方監督は、初年度が4位でそこから3連覇。原動力となったのが田中広輔、菊池涼介、丸佳浩(タナキクマル)の3人だ。

 しかし、彼らを世に出したのは野村謙二郎前監督であり、指導したのは“鬼コーチ”の異名をとった当時の石井打撃コーチと、西武時代に伊原春樹監督から戦術を学んだ河田外野守備コーチの2人だった。

 その功労者が連覇した’17年オフに広島を退団し、揃ってヤクルトコーチに就任。ともに家族を都内に残しての単身生活だったため、「これ以上、家族に迷惑をかけられない」と広島も引き留められなかった。

 「この事実上の引き抜きは、実は巨人の高橋前監督が知恵を巡らしていたもの。しかし、広島が警戒したため、実ることはなかった。そこで巨人は、ヤクルトへの“転身”をアシスト。

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