「現代的シネマティックロックバンド」と名乗る雨ノ弱は、現実(ノンフィクション) と非現実(フィクション)が混じり合うシアトリカルなバンド。1stアルバム発売決定 (2/4ページ)

バリュープレス




▼『籠の鳥』

https://www.youtube.com/watch?v=9VKcPbsabRs

▼『未確認生物』

https://www.youtube.com/watch?v=k54RDT6559E


とても観念的な世界観だ。いや、その言葉は間違いだ。雨ノ弱の楽曲のベースになっているのは、すべて「ノンフィクション」。生々しすぎる現実へ「フィクション」の要素を描き加えることで、「これは自分のこと」と受け止めやすいようにと、結夢は表現をオブラートに包み込んでゆく。

  それはまるで、非現実世界にも関わらず、現実の自分の感情とシンクロするが故に物語の主人公と同化。"ぼく"や"わたし"となって夢中になれる映画のよう。それが、現実を元に描き出した雨ノ弱の音楽という物語の根幹を成している。たとえば…。


  『未確認生物』には、観たくない現実から逃れ自分の殻に閉じこもった主人公が、「ボクと似た遺伝子のキミへ」と、じつは人との繋がりを求めている本心を描写している。

  『毒林檎 - BadApple -』には、腐った不純物の林檎(ボク)が、次第にまわりまで腐らせてゆく、現代社会の若者の生き様を投影してきた。
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