儲からない経営者が軽視する“ビジネスの重要な考え方”とは? (2/2ページ)
■輸入ビジネスは「日本にない」市場を生み出すビジネス
とはいえ、今行っているビジネスで価格をコントロールできる立場に立つのは並大抵のことではありません。
ここで大切なのは、今、日本にはない市場を創り出すことです。
大須賀さんはその一つの方法としてBtoB、つまり企業を相手に行う「輸入ビジネス」を提唱しています。海外から仕入れてきたものを、名うての上場企業や有名百貨店、大手通販会社がお客様に販売するという仕組みです。
そのポイントは以下の3つ。
1、海外の展示会で商品を見つける。
2、独占販売権を取得する。
3、国内の展示会に出展する。
なぜ、インターネットではなく海外に赴く必要があるのかというと、ネット上にあるものは他の誰もが見つけることが可能だから。現地にはまだネットにも出回っていない未発掘の商品が数多くあり、それが日本にはない唯一無二の商品になりえます。
また、独占販売権はより確実な利益につなげるために必要。中小企業や個人レベルで独占販売権を獲得するのは大変そうに思えますが、多くの海外のメーカーが日本市場に参入したいと考えており、「実際には個人レベルで多くの人が、この獲得に成功している」と大須賀さんは述べます。
そして、価格を自分でつけて商品を日本国内で売るわけですが、ネットショップはBtoCになるため、売れれば売れるほど効率が悪くなると大須賀さん。そこで展示会に出展し、企業相手にビジネスを行うというわけです。

本書は特に中小企業や個人でビジネスを行っている人向けに書かれた一冊。「価格を決める立場になる」という考え方は、「そんなのは無理」と軽視されがちでしょう。
もちろん契約書や法律などの知識や、商品やサービスを選ぶ目利きのセンスなども必要になりますが、経営を安定させるための新規事業として、新しい市場を創造する「輸入ビジネス」は一つの手になるのかもしれません。
(新刊JP編集部)