アラサー処女率が「3人に1人」まで増えた理由 (6/6ページ)

マイナビウーマン

どれだけ性経験をしているか、していないか、といった事実だって無理に人に伝える必要はまったくないけれど、あえて言ってしまうことで自分の中の悩みがなくなる、というタイプの人もいます。

男性では「童貞キャラ」を自分の強い個性にしている芸人さんやミュージシャンは多いし、女性でも経験がないことを自分のキャラクターにしている人もいます。

かつて「恋のから騒ぎ」という、素人の美女たちが恋愛についてトークするテレビ番組が流行したことがありますが、その中でも時折、男性と付き合ったことがないというのをネタにトークをする女性はいました。

気持ちがラクになることのほかに利点があるとすれば、性的に擦れた女性の中で差別化できることと、それに食いついてくる男性を一挙にゲットできることです。

処女をカミングアウトすることで、友人たちが「私の友人でバージンの子がいて」という話を外でできるようになり、「その子紹介して」と頼む男性との出会いが増えることはありそうです。

性の多様性におののけ

ここまで、性や恋愛の世界でいかに「一般的な価値観」というのが無意味かは紹介できたと思います。

性の好みが人の数だけ存在することを思えば、性経験のあり方だって人の数だけあるのは当たり前で、どんな体も性の世界では好まれる対象になりうるということでもあります。

コンプレックスがあるとしたら、それは自分の視点が狭いだけ、と考えるべきだと私は思います。

多くの知識を仕入れることで、自分に対して不当な評価をすることをやめて、自分の個性や価値を捉え直してみてください。焦って性経験することより、ひっそり劣等感を持ち続けることより、生活や気持ちを豊かにするはずです。

(鈴木涼美)

※画像はイメージです

「アラサー処女率が「3人に1人」まで増えた理由」のページです。デイリーニュースオンラインは、女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る