事件が起きても違和感ゼロ? 山形に「ミステリの舞台」にしか見えない洋館があった (1/3ページ)

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旧済生館本館(Loup and Lawさん撮影、Wikimedia Commons
旧済生館本館(Loup and Lawさん撮影、Wikimedia Commons

旧済生館本館(Loup and Lawさん撮影、Wikimedia Commonsより)

山形県山形市にある洋館が、「完全にミステリーの舞台だ」といま話題になっている。この建物は、旧済生館病院本館。1878年(明治11年)に山形県立病院として建設された、国の重要文化財だ。現在は霞城公園内に移築され、「山形市郷土館」として歴史資料館となっている。

ツイッターに寄せられているのは、次のような声だ。

「これはミステリー向きの建物」「十角館の殺人を思い出しました」「殺人事件起きても違和感ないな」

なんとも不思議な、怪しい魅力を漂わせる明治の洋館、旧済生館病院本館とは、いったいどんな建物なのだろう?

宮大工が手がけた「擬洋風」建築 旧済生館本館三層楼を背面から仰ぐ(ume-yさん撮影、Flickrより)
旧済生館本館三層楼を背面から仰ぐ(ume-yさん撮影、Flickrより)

山形県のウェブサイトには、旧済生館本館について詳しく紹介されているが、そこには「当時の山形県令三島通庸の『山形の近代化を図る』という構想のもとに竣工した」と記されている。また「済生館」という名前は、当時の太政大臣・三条実美の命名だという。

建物については、次のような説明があった。

「建物は、当時横浜にあったイギリス海軍病院を参考にしたと言われている。中庭を囲んで病室を円形に配置し、正面の塔屋は三層構造の独特の形態になっている。

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