“万能の薬箱”と呼ばれるエルダーベリー。インフルエンザの症状を緩和させる効能が明らかに(オーストラリア研究) (3/4ページ)
また、デガ二教授によると、エルダーベリーの溶液が、特定の“サイトカイン”を放出するために細胞を刺激したことも確認できたという。
サイトカインは、細胞から分泌される低分子のたんぱく質で、細胞間相互作用に関与する生理活性物質の総称である。このサイトカインは、免疫システムが異なる細胞間のコミュニケーション的役割を持っている。
つまりエルダーベリーは、化学的メッセンジャーである特別なサイトカインを細胞から放出させることにより、ウイルスサイクルを遮断し、感染を阻害することができる強力なパワーを持っているというわけだ。
更に同チームは、エルダーベリーの抗ウイルス作用は、果実に鮮やかな紫色の着色を与える原因となっている植物性栄養素の“アントシアニジン化合物”も原因であることを突き止めた。

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・特定の植物にアレルギーがある人は注意が必要
エルダーベリーが“万能の薬箱”と呼ばれる理由がまたひとつ解明された今回の研究結果だが、もちろんその効果には個人差がある。
人によってはエルダーベリーを生で摂取すると下痢や吐き気をもよおす場合があり、植物アレルギーの反応が出る場合もある。
漢方薬やハーブのような植物系のものなら絶対に安心ということではないので、気になる人はまず医師に相談してから服用を決めよう。