荒れ果てた土地に400万本の苗木を植え、20年近い年月をかけ、見事な森を復活させた夫婦の物語(ブラジル) (2/5ページ)

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木々は土地の0.5%ほどしか生えておらず、全てが破壊されていたのです。 


・自然はきっと蘇る。再び森を蘇らせる活動を開始

 ただただ悲しい。その感情だけで止まってしまう人もいるだろう。だがセバスチャンさんは違った。

母なる自然は強い魂を持っている。正しい条件の下で正しい方法を行えば、きっと生命を取り戻し復活させることができる。

 妻のレリアさんと共に、故郷の森を必ず復活させることができると信じたのだ。

 夫婦は、1998年に非営利団体『Instituto Terra』を立ち上げ、本格的に森林への復活を求めて動き出した。

 夫妻は、24人の従業員や大勢のボランティアと一緒に、木の1本1本を植える作業に尽力。とはいえ、森を再生するとなると莫大な費用がかかる。

 『Instituto Terra』は、財団や民間企業、更に国や州政府などから寄付を集めただけでなく、しばしば自己資金で補いながらプロジェクトを続行させてきた。

 資金不足となった2005年には、セバスチャンさんは写真家にとって命ともいえる大切なライカM7のカメラをオークションにかけ、107,500ドル(約1,200万円)で売れると、3万本以上の植林資金に充てた。
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