荒れ果てた土地に400万本の苗木を植え、20年近い年月をかけ、見事な森を復活させた夫婦の物語(ブラジル) (3/5ページ)
・20年近くかけ、400万本の苗木を植える
「赤ちゃんを育てるように、木々を育ててきた」と話すセバスチャンさん。約20年という長きにわたる森林復活への道のりは、決して容易ではなかった。
最初の植え付け後、5分の3の種子が地面の中でアリに食べられ死んでしまった。セバスチャンさんたちは、試行錯誤を重ねながらアリによる被害を防いで種を守り、本来の土地に属していない森林の種子や苗木は植えずに、土地固有の原生林のみの苗木を植え続けた。
そして、驚くべき成果が現れたのである。
Instituto Terra/facebook
・森に命が吹き込まれ、野生動物たちが戻ってきた
1502エーカー(607万平方メートル)もの土地を、自然豊かな森に蘇らせることに成功したのである。
沈黙の荒れ地だった土地は緑で覆われ、再び野生生物が戻ってきた。