炎上対談!笑福亭鶴光×三遊亭小遊三「噺家ウラ裏バナシ」(2)味のある噺家には絶対になれないね (2/2ページ)

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鶴光 (三代目古今亭)志ん朝師匠が、細部まで緻密に作り込んだ“黒門町”(八代目桂)文楽師匠のような噺家は出てくるかもしれないけど、親父である(五代目古今亭)志ん生は出ないて言うてはったけど、ああいう「味」というのはテクニックやないね。ネズミを捕まえて、「これは大きいだろ」「小せぇよ」と言い合いしてるところに、捕まったネズミが「チュー」。こんなの、誰にもウケへん。でも、あの人やと味がある。

小遊三 今一番、味のある噺家は、(十代目柳家)小三治師匠ですかね。

鶴光 茶の湯のようなホンワカした感じやな。

小遊三 味にプラスして「話術」もある。

鶴光 ワテは「上手い噺家」になりたいな思うことはあったけど、途中でやめました。上手さを追求すると、上にいっぱいおる。それやったら、笑わすほうを選ぶ。その反面、人情噺がメチャクチャ下手で、「ラーメン屋」の1本しかない。で、「子別れ」をやろうかと思うてます。上方のは、おとっさんと子供を置いて、おかみさんが出ていく話なんです。珍しいでしょ。

笑福亭鶴光(しょうふくていつるこ)1948年1月18日、大阪市出身。67年、上方落語の六代目笑福亭松鶴に入門。74年からニッポン放送「オールナイトニッポン」などのパーソナリティとして絶大な人気を誇る。東京を拠点に上方落語の発展に尽くしている。J:COM Jテレにて隔週土曜「オールナイトニッポン.TV@J:COM」、J:COMチャンネル関西エリアにて毎週土曜「ジモト満載えぇ街でおま!」に出演中。「4月28日、お江戸日本橋亭。独演会『鶴光の会その九』。初めて『一人酒盛』をやります。酒呑みの地を生かした我が松鶴師匠の十八番。やるのに50年かかりました」

三遊亭小遊三(さんゆうていこゆうざ)1947年3月2日生まれ、山梨県大月市出身。66年、山梨県卓球選手権優勝。明大経営学部在学中の68年に三遊亭遊三に仮入門。卒業と同時に三遊亭遊吉として前座、73年に二つ目に昇進し、小遊三を名乗る。83年真打ち昇進。同年から「笑点」レギュラー。80年(芸協五人衆)と01年(小遊三特選三夜)に芸術祭優秀賞受賞。落語芸術協会会長代行兼副会長。らくご卓球クラブヘッドコーチ。著書に「宗匠小遊三の全日本ダジャレ芸術協会」など。「福山雅治さん主演の『集団左遷!!』(TBS系)からお呼びがかかって、ホンのちょっとのシーンに出演。セリフも『まあ、探してはみますけど、そんなひろい物件、あるかな』の一言。4月28日に放送予定です」

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