「富山ブラック」カップ麺、オススメはどれ? マニアがガチで食べ比べた結果は... (3/3ページ)
食感に主張のある麺で、濃いスープと相性がとても良く感じられました。
「サッポロ一番 麺家いろは」...鶏と魚介が強い「サッポロ一番 麺家いろは 富山ブラック」は、富山市を中心に国内外に店舗展開する「麺家いろは」の味を再現したサンヨー食品のカップ麺です。「全国麺めぐり」や「凄麺」のように、シリーズ化された商品ではありませんが、サンヨー食品はラーメン店の味を再現したカップ麺を多く発売しており、その再現性の高さには定評があります。
サンヨー食品「サッポロ一番 麺家いろは 富山ブラック」 黒胡椒を効かせた真っ黒な醤油味のスープは他の2つと共通した特徴ですが、ベースの鶏ガラとスープ表面に浮いた鶏油によって、鶏の味が強く前に出てきています。鶏ガラの強さは3品の中で群を抜いています。鶏に加えて魚介だしも強く、鶏と魚介の奏でるハーモニーは、醤油や黒胡椒といった「富山ブラック」の特徴とは違う部分で個性を感じました。
麺は、今回の3品の中で最も太く、黄色味の強いものになっています。もちもちした食感で、濃いスープとの相性は抜群。また、焼のりが2枚入っていることも、他の2つにはない特徴でした。焼のりは醤油味のスープによくあいます。
同じ「富山ブラック」でもメーカーごとに特徴が異なる「富山ブラック」のノンフライカップ麺3品を比較してきましたが、黒胡椒を効かせた濃い醤油味という共通項がある一方で、3品それぞれに異なった特徴が見られました。
「全国麺めぐり」は胡椒を強く効かせた辛味の強さで、「富山ブラック」らしいガンガンいこうぜな味。「凄麺」は醤油にクローズアップし、丸みのある醤油味と背脂の甘みが特徴。「麺家いろは」は鶏と魚介の強さが光り、辛いものが苦手な人でも手を出しやすい味になっていました。
「富山ブラック」に限らず、同じご当地ラーメンを再現した商品でも、お店によって味が異なるのと同様、カップ麺でもメーカーによって味付けに大きな違いがあります。いろいろ比較してみると面白いのではないでしょうか。1つ食べて見限らずに、お気に入りの味をお探しいただければと思います。
筆者:オサーンカップ麺ブロガー。十数年前に出会った「日清麺職人」のおいしさに感激したことがきっかけでブログを開設。「カップ麺をひたすら食いまくるブログ」で毎週発売される新商品を食べて毎日レビューしています。豚骨スープとノンフライ麺の組み合わせがお気に入りですが、実はスープにごはんを入れて食べるのが最も至福の時です。Twitter(@ossern)