創造性は2種類ある。人生で2度、それぞれ異なる年齢でピークを迎える(米研究) (3/4ページ)

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・ノーベル経済学賞受賞者にも当てはまるか?

 両名は、この芸術家を対象に行なった分類を、ノーベル経済学賞の受賞者である31名の研究者に対してもやってみることにした。

 経済学者のみにしぼったのは、分野特有の要件によって結果が左右されることを避けるためだった。

 これより以前、別の社会学者によって、学術界のさまざまな分野における創造性のピークを比較するという研究が行われたことがある。それによれば、30歳から40歳が学者の創造性のピークであった。

 しかし、もしかしたら学問の分野によっては、コンセプト型が有利だったり、経験型が有利だったりするかもしれない。この場合、分野ごとに必要となる能力や要件の違いによってデータにゆがみが生じてしまう。

 経済学という単一の分野のみを扱えば、こうしたゆがみは生じない。

 創造性のピークは、経済学にもっとも貢献したと評される研究が発表された時期によって判定された。要するに、ほかの学者からもっとも多く引用された研究が発表された年が創造性のピークとみなされた。

 分類の結果、ノーベル経済学賞受賞者でも同じくコンセプト型と実験型にわけることができた。
 
 コンセプト型の受賞者は、ぱっと独創的な発想を得て、常識に挑むタイプで、若いうちから画期的な業績を残している傾向にあった。ただし、そのような彼らのピークもまた訪れるのは早い。

 しかし経験型の受賞者の場合、実験や試行錯誤から学ぶ長い期間が必要で、優れた業績はもっと後になってから挙げられる傾向にあった。
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