「ピエール瀧がクスリを断って復帰したら」泉谷しげる×井筒和幸「2019年前半10大ニュース」メッタ斬り! (2/4ページ)
井筒 そうそう。僕にとってはショーケンといえば、あの作品の刑事。
泉谷 しかし、彼も不良上がりで、よくあそこまでいけたよね。まずデビューはアイドルの『ザ・テンプターズ』だもんな。
井筒 ちょっとスネたアイドル。元不良の典型でしょ。
泉谷 そこが面白かった。俺なんか、当時はアイドルって、みんな不良だと思ってたもん(笑)。その落差は下手なロックンローラーより狂気じみてたよね。
■内田裕也とあわや喧嘩
井筒 ロックンローラーといえば、(内田)裕也さんもついにお亡くなりになった。
泉谷 裕也さんは、狂気というより理不尽だった。俺もテレビの出演前「生意気だ」って取り囲まれたからね。それで、こっちだって「やんのかコラ」って応戦したことがあったんだよ。
井筒 僕もあるな! 帝国ホテルのロビーで、いきなり「お前、挨拶がないぞ」ってスゴまれて。でも、僕も“なんで、挨拶せなあかんのですか?”とやり返したんです。だって、知り合いのお兄ちゃんだったら挨拶するけど、そのときが初対面なんだから。知らんでしょ。そんなん。そうしたら裕也さんは“おぉ、お前、そんな調子か”って、そのまま戻っていって。こっちも“どないやねん”って。まさに昭和の芸能者(笑)。
泉谷 いやあ、さすが裕也さん、理不尽だねえ(笑)。でも、もともと、あの人は霊界からこっちへ遊びに来てたような人だから。普段から化けて出てるようなもんだったからね。亡くなったって言っても、俺にとっては、ようやく帰って行ったって感じだね。
■緒形拳や高倉健はすごかった
井筒 しげるさんは、今まで共演した役者で印象に残っている方っています?
泉谷 うーん、いろんな方がいるけど、たとえば緒形拳さんは、スゴイ人だったよね。共演したときに驚いたんだけど、あの人は、殴るシーンがあると、演技じゃなくて本当にブン殴ってくるんだ。小便もホンモノ。
井筒 お、『野獣刑事』だ、大阪ロケ。工藤栄一監督の。
泉谷 そうそう。