佐村河内守、佐野研二郎… 平成の“大ペテン師”とその後… (2/2ページ)

まいじつ

今年4月17日に同書の単行本が発売されると、北条氏は取材に応じ、あらためて謝罪のコメントを発表している。

ワイドショーの中心となった2人のその後は…

失聴障害がありながら数々のゲーム音楽や『交響曲第1番HIROSHIMA』などを作曲し、音楽家として脚光を浴びた佐村河内守氏。長髪にサングラス、そしてヒゲといういかにもなルックスも相まって、一躍時の人となった。

しかし14年、ゴーストライターの告発により、自作としていた曲は代作によるものと発覚。さらに佐村河内氏は会見で、3年ほど前から体調によっては周囲の声や音をある程度聴きとれるようになったと、衝撃のカミングアウトをしたのだった…。

それから約5年、『週刊新潮 2018年12月13日号』に佐村河内氏へのインタビュー記事が掲載された。佐村河内氏は「表に出るのは、もう二度とごめんです」と、テレビ仕事などを断っているらしい。一方で、プロレスラーのザ・グレート・サスケに曲を提供するなど、作曲家としてまだ活動しているという。

最後に20年夏季オリンピック東京大会・パラリンピック東京大会の公式エンブレムに選出されたデザイナー佐野研二郎氏。そのエンブレムはベルギーの『リエージュ劇場』のロゴに酷似していると、ロゴの作者が指摘。佐野氏は、そのようなロゴは全く知らないもので制作時に参考にした事実はないと反論したが、採用取りやめが決定される。その後、エンブレムは再公募を経て、『組市松紋』に決定された。

佐野氏はその後、ネット上で過去の作品のパクリ疑惑も数多く指摘され、ネット民のおもちゃと化した。中には公式に取り上げられ、大問題へと発展したものもある。

その後、佐野氏が大きな話題になったのは、稲垣吾郎、 草なぎ剛、香取慎吾の公式ファンサイト『新しい地図』のロゴをデサインしたとき。何だかんだ、まだまだ仕事は舞い込んでいるようだ。

何はともあれ、一度失った信用を戻すのは、ほぼ不可能に近いだろうが…。

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