〈目からウロコの健康術〉あなたのその「いびき」が危ない!日本人がなりやすい「睡眠時無呼吸症候群」の恐怖 (1/3ページ)

週刊実話

 そもそも、なぜ人は「いびき」をかくのか。睡眠時無呼吸症候群の診断と治療に携わって25年、年間2万4000人を診療する「御茶ノ水呼吸ケアクリニック」(東京都千代田区)の村田朗院長はこう話す。

「いびきをかくのは、空気の通り道である気道が狭くなっているからです。人は寝ているとき、体を休めるために全身の筋肉が緩むわけですが、それは舌も例外ではありません。舌や口腔周囲の筋肉が緩み、重力によって下に下がることで気道が狭くなり、空気が通る際に気道の壁が振動することで音が発生するわけです」

 この状態がひどくなり、気道が完全に閉じてしまうと空気が入らなくなってしまう。つまり、呼吸ができなくなってしまう。すると、脳が命の危険を察知して覚醒し、呼吸を促す指令を出して喉を開かせ、空気が入るようにさせる。だがそれも一時的であり、また気道が狭くなっていびきをかくようになり、やがて無呼吸状態を起こす。前出の村田院長によれば、これがいびきと無呼吸を繰り返す仕組みだ。

 7時間の睡眠の中で、10秒以上にわたり呼吸が止まったり、止まりかけたりすることが1時間に5回以上繰り返す状態を「睡眠時無呼吸症候群」と言い、これらの回数が5回から15回未満だと軽症、15から30回未満が中等度、30回以上だと重症とみなされる。

 ではなぜ、いびきをかく人とかかない人がいるのか。村田院長はこう説明する。
「最も大きな原因は顔の骨格です。日本人を含む東アジアの人は顔が上下に長く、奥行きが狭いという特徴があり、あごが小さい傾向にあります。あごが小さいと喉が狭くなりますからいびきをかきやすくなります。つまり、日本人はそもそもいびきをかきやすい性質を持っているのです」

 こうした人種的な特徴に加えて、肥満のために喉に脂肪がついていたり、加齢や飲酒によって筋肉が緩みがちになったりすると気道が狭くなりやすくなり、発症リスクが上がるという。

 また、喫煙している人は喉の炎症と粘膜の肥大を起こしやすくなり、結果、気道も狭くなりやすくなるそうだ。

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