アメリカで交通取り締まり役としてのポリスロボットが開発される。ドライバーと警官の間の暴力事件防止の為 (3/3ページ)
車が激しく行き交う路上でもコンパクトなロボットが動くだけで、手続き中の交通事故も起きにくいという。
・逃走車をタイヤをパンクさせる機能も搭載
けど簡単に逃げられそう…と思いきや、実は巧妙な逃走対策が取られている。
image credit:youtube
このロボットは前方に移動する際に、下部にある棒状のスパイクストリップを動かして違反車の下にそっと入れる。
スパイクストリップは鋭い鋲でタイヤをパンクさせる逃走防止用具だ。それを仕掛けられたまま発進した車はタイヤがズタズタにされる。
image credit:youtube
これならアメリカ名物のカーチェイスに発展することはないだろう。逃げるのも一苦労だからだ。
・人間の仲介役となり安全を保つロボット
アメリカでは、年間およそ1700万件もの違反者のうち、20万件近くが暴力に発展し、警官と違反者の間で死傷者が出るケースも少なくない。
開発者のブリュワーはこうした事故を未然に防ぐため、間にロボットを置くことを思いついた。
違反者の怒りから生じる事件の防止はできない。だが、たとえ怒った違反者がロボットを殴ったりしても、壊れた部品を交換すれば良いだけだ。
その一方で、両者の直接対面が無ければ感情的な衝突も軽減し、物理的な殴り合いや銃の使用といった人命にかかわる暴力事件は減るかもしれない。
人間の仲介役となり安全を保つポリスロボット。これである程度の効果が認められれば、実際に導入される日は近いかも?
References:futurism / youtubeなど /written by D/ edited by parumo