天才テリー伊藤対談「カンニング竹山」(2)コメンテーターはネットの受け売り (2/2ページ)

アサ芸プラス

テリー 今の番組のフォーマットに疑問を持とうよ、ってことだね。

竹山 昔の情報番組は、例えば時計だったり、天気予報だったりと、いろんな要素が必要だったでしょうけど、今は誰もそんなふうに見ていないと思うんです。だって、情報だけならスマホを持っていれば誰だって手に入れられるし、スピードも速いわけですよ。だったら、1つの話題を番組の中でグワッと深く掘り下げたり盛り上げたりして、視聴者をそこに参加できるような形にしたほうがいいんじゃないかと。

テリー うん、すごくよくわかる。

竹山 自分がコメンテーターとして出るようになってから、あらためて「テリーさん、すげえ!」って思ったんですよ。だって、いつもスタジオ内の意見とは反対の意見をぶつけてくるじゃないですか。それによって、場の議論が盛り上がるし、新たな視点も提示できるわけですよね。ワイドショーには絶対にそういう起爆剤を入れないとダメだと思うんですけれど、今それを自分から担おうとする人がいない。少なくとも、僕の中ではテリーさんくらいしか思いつかなくて。

テリー 今のコメンテーターは、番組に出る前に、ネットの記事を読んでいるんだよね。で、ネットの記事に近いことをしゃべってる。

竹山 あぁ、わかります。敵を作らない、視聴者に賛同される意見を言う人が多いんですよ。でも、それって誰でも言えることだし、もっと言えば、わざわざ言わなくていいことなんですよね。

「天才テリー伊藤対談「カンニング竹山」(2)コメンテーターはネットの受け売り」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 5/2・9合併号ビビット竹山隆範カンニングテリー伊藤連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
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