グリーンランドに異変。国内最大の氷河が融け大きな池が観察される (3/4ページ)
ここには「ヤコブスハブン氷河」という、一番速く移動する巨大な氷河がある地域だ。
1.6キロもの厚みがあり、グリーンランドの奥深くまで貫通しているヤコブスハブン氷河の将来が専門家から注視されているのは、これがちょうどビンの栓のような役割を果たしているからだ。
From Sunday's #IceBridge flight: Emerald green ponds weave around ice and debris near the terminus of Russell Glacier, which is showing signs of an early onset into the melt season pic.twitter.com/u7mgVnWmdd
— NASA ICE (@NASA_ICE) 2019年5月7日
この氷河の海に接した末端の部分は、長い運河にたまっている膨大な量の氷をせき止めているのである。
「ここは冗談ではなく、氷床の残りの部分の氷が流れ出る可能性があるところなんです」とNASAの海洋学者ジョシュ・ウィリス氏はいう。
この氷河の河口は、海の気温の変化に非常に敏感であることが判明している。
・池の形成が氷の融解を加速させる
大きく見るとグリーンランドには2つの動向がある。
1つは、ヤコブスハブン氷河のような河口にある氷河の海へ解け出す速度が加速していること。そして、もう1つは、陸上の気温が上昇することで内陸部の氷が解けていることだ。