ミノタウロスの神話に真実はどこまであるのか?怪物創造の神話を紐解く (3/6ページ)

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廊下や部屋が入り組んで作られ、建築したダイダロスですら、完成後、抜け出すのに苦労したという。


・ミノタウロスは迷宮でしばらく生かされていた

 ミノタウロスは、この迷宮の中で、どうやって生きていたのだろうか?

ミーノース王の治世の間、息子のひとりアンドロゲオスがアテネの市民に殺された。これに乗じて、ミーノース王はアテネに宣戦布告し、勝利をおさめた。

ミーノースはギリシャに対して、ミノタウロスへの生贄として9年ごとに、男7人、女7人を差し出すことを賠償の条件とした。ミノタウロスの食糧を確保する残酷な方法だった。

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public domain/wikimedia

・ミノタウロス退治

 皮肉なことに、ミノタウロスの息の根を止めたのは、ポセイドンの息子テーセウスだった。さらにおもしろいのは、このミノタウロス退治のために、テーセウスは敵である、ミーノースの娘アリアドネの助けをかりたことだ。

 テーセウスはミーノース王に向かって、ミノタウロスを退治するつもりだと宣言したが、ラビリンスを脱出できるかどうか疑わしかった。

 そこで、テーセウスに恋していたアリアドネが一計を案じ、長い糸の端をテーセウスに持たせ、複雑な迷宮の奥深くに入り込んでも、糸を手繰って出口へ戻れるようにした。

 テーセウスはなんとかミノタウロスを仕留め、これ以上アテネの民が犠牲にならないようにした。この話には、もっとたくさんの含みがある。

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