ミノタウロスの神話に真実はどこまであるのか?怪物創造の神話を紐解く (5/6ページ)

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 人から人へと話が伝えられていくうちに、伝言ゲーム状態になって、細かい部分がどんどん変化して、曖昧になっていく。

 その効果は薄れてしまっているが、この話のもっとも大きなテーマは、神々と人間の関係性だ。たいていは、神々は人間の問題には口出ししない。結局は、彼らは神だからだが、ここでは、人間が神の助けを乞い、願いをかなえてもらおうとしているのがわかる。

 神が存在するならば、半獣半人の怪物を作り出す力を持っているのもよくわかるが、それでも、またべつの疑問が出てくる。神はこれをどうするのだろうか?と。

 さらに、神にこうした怪物を作り出す力があるのなら、なぜ、人間そのものを変身させないのだろうか?と。

 最終的には、この話は愛、創造、死、欺きを表わしていることがわかる。

 これらはすべて、人間ベースの特徴で、権力をもった人間の過ちについての語られた興味深い話なのだ。

 権力を切望したのはミーノースで、彼にとって権力はこの世でなによりも大切なものだった。ミーノースがポセイドンを裏切った動機は、例えば権力といったものだとわかるが、神を欺すのは愚かなことに思える。

 自分の利益のために全能の神を欺きたいと思うだろうか?

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Wikimedia Commons

・神話をどう解釈するか?

 ここには証拠があるにもかかわらず、ギリシャをベースにしたどんな神話に対しても、こうだという決定的な意見を固めるのは難しい。
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