【おい、小池】未解決事件として11年逃亡し続けた男と迷宮入りを防いだ葬儀社 (2/2ページ)

心に残る家族葬

」と警察に通報し、遺体の指紋を照合したところ、放火殺人容疑で指名手配中の小池俊一と判明した。

捜査は素人の葬儀業者が些細な疑問から大手柄をあげたのだが、反面、警察は大いに面目を失ってしまった。事件発生以来、県警は専従捜査室を設置し、「おい、小池」のポスターを約108万枚配り、警察庁捜査特別報奨金まで用意して、必死に小池容疑者を追いかけてきた努力が実を結ばなかったからである。

■どうして容疑者は11年の間逃げ続けられたのか

第1には同居の女性に生活の面倒をみてもらっていたことである。松田さんから奪った4000万円の預金を引き出せなかったことで、小池はチラシ配りで生計をたてていたが、女性と親しくなり、同居してからは、仕事もせず、女性から小遣いをもらってヒモのような生活を送っていた。
女性は交番の巡回に対しても「一人暮らし」と答え、小池の存在を隠していた。女性は警察の事情聴取に「小池俊一とは知らなかった。名前を言わないので、自分が勝手に小笠原準一と呼んでいた。」と述べている。

第2に手配写真と別人とも見える容貌の変化があったことである。色白で痩せていて、顔も皺だらけで、手配写真よりずっと老けて見えたとの証言がある。

第3に小池容疑者が住む雑居ビルは岡山有数の繁華街にあり、街に溶け込み目立たず、普通の生活を送っていたため、都会の人々の関心の対象にならなかったことがあげられる。

■警察庁捜査特別報奨金300万円はどうなったか

容疑者が逮捕されないままの死亡確認は今回が初めてであったが、「被疑者死亡で発見され、逮捕など事件の解決につながった情報はない」として警察庁捜査特別報奨金300万円は支払われなかったが、私は葬儀屋さんがせめて半分の150万円を受け取る資格があると思うのだが…。

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