映画デートで「絶対にすべきこと」
誰しもが一度は経験したことがあるのが「映画デート」ではないでしょうか。
都会でも郊外でも映画館はそこらじゅうにあるし、次から次へと新作映画は出るし、天気を気にしなくてもいいし、何より誘いやすい。そして、よほどのことがない限り失敗しないのが映画デートです。
しかし、手軽で誘いやすいからこそ、無難に終わりがちなのも映画デートです。
今回は、映画デートで男がグッとくる鉄板の立ち振る舞いについて書かせていただきます。
■映画デートの準備、そして絶対にしなければいけないこと
◇映画デートで絶対にすること
一番大事なことから書きます。映画中、絶対にしなければいけないことがあります。
涙、です。
できれば、ではなく、絶対に泣いてください。何がなんでも泣いてください。
暗い映画館。感動のシーン。彼は隣に座るあなたが、もぞもぞと動いていることに気づく。横を見ると、まっすぐスクリーンを見つめながら、流れ落ちる涙を拭くあなたの横顔。スクリーンの光に照らされた頬を伝う涙。そのあなたの横顔は、まちがいなく美しい。天使なんてもんじゃない、女神級に美しいのです。
男という生き物はもれなく女性の涙に弱い。めちゃくちゃ弱い。あなたが思っている100倍は弱い。でも、涙を流せるデートって、映画くらいしかないんですよね。映画館は、万人が涙を許される空間です。チャンスタイムなんです。涙を流さない選択肢なんてないんです。どうか、泣いてください。
映画で泣けない? そうですか。では、そういう人は昔飼っていた犬のこととか、部活の引退とか、別の泣ける映画のこととか、破壊され続ける地球の自然や、終わらない戦争や貧困など、何かしらあなたが泣けることを思い出して泣いてください。僕は盲導犬と高校野球の敗戦チームのことを想うと、すぐ泣けます。何かしらあるはずです、泣けること。
映画館での涙は尊く、殺傷能力があります。映画デートで彼を落としたいなら、チャンスは映画前にも、映画後にはありません。上映中のみに、ロマンスの神様はあなたに微笑みます。
◇映画デートの準備と持ち物
ですから、映画デートの準備は「泣くこと」を前提にしたものが必要です。
カバンがぐちゃぐちゃなら整理整頓して、暗い映画館でもシュッと取り出せるところにハンカチを忍ばせてください。
細かい話ですが、横顔が美しく見えるピアスやヘアメイクも必要です。そしてウォータープルーフのポイントメイク。これが準備すべきアイテムです。
■そもそも、何を観たらいいの? 観る映画の決め方
何の映画を観るのか? めちゃくちゃ大事です。
◇アニメは避ける
多くの女性にお伝えしたいのは「日本人全員がコナン好きだと思ったら大間違いだぞ」です。
名探偵コナンは漫画も映画もウルトラロングセラーで、日本が世界に誇る名作シリーズです。しかし、あれはアニメです。「映画館で観るアニメはジブリ以外認めないぜ」というよくわからないポリシーを持っている男性がいるのです。
相手の男子が映画の話が出る前に「俺、めちゃくちゃコナン好きなんだよね。蘭ねえちゃん、マジでラビュー」と言っていたら問題ないのですが、そうでない場合はアニメの映画のお誘いは慎重にいきましょう。
これは「ディズニー系(ピクサー含む)」にも同じことがいえます。ディズニー映画も名作揃いですが、アニメ同様にディズニーもあんまり好きじゃない男子がいますので、一方的な「これ観たい!」は、どうか慎重に言いましょう。
◇シリーズものや単館ものにも注意
シリーズ系も要注意です。ワイルドスピードなど何作も続いている映画はもちろんどこから観ても楽しいですが、できれば前作を観ていたほうがいいですよね。
小さい映画館でしかやっていないようなマニアックな映画も好き嫌いが別れるので要注意です。
◇彼に全部お任せは避ける
かといって、彼に全部おまかせも危険です。(俺は……試されているのか……)と悩んでしまう男子もいるし、いつまでも決められない優柔不断な男子だっています。
◇彼に選択肢を与えて決めさせてあげる
では、どうやって決めるのか? めちゃくちゃ無難でいいんです。
そのとき上映している映画から「SNSで話題になっている」「大ヒット中」などを判断基準に、自分が観たい映画を3つくらいピックアップして彼に「どれがいい? ここまで選んだからあとは選んで」と選択肢を与えてあげてください。
決めさせてあげる、という行為が大事です。押しつけず、丸投げせず、あくまで決定権という名の華を、さりげなく持たせてあげる。これが一番安全な方法です。
こうすればあなたがこれっぽっちも興味のない映画、たとえば(たとえばですからね)『マッドマックス ~怒りのデス・ロード~』や『クワイエット・プレイス ~音を立てたら即死~』を指定することもないでしょう。
せっかくひとり1800円も払って観るんですから、2人とも楽しみにできる映画がいいですよね。
■映画後は、絶対に感想を言い合おう
せっかく映画を観ても「おもしろかったね」だけで終わってしまうのはあまりにももったいないです。絶対に感想を言い合ってください。
この「映画が終わったあとの感想タイム」は彼の人格を探るチャンスです。
たとえば、『グリーンブック』という映画があります。作品賞を含む3部門でアカデミー賞に輝いた名作です。
黒人差別が強く残る1969年のアメリカ南部で、黒人ピアニストのドクター・シャーリーがイタリア系の白人であるトニーをコンサートツアーのドライバーとして雇って一緒に旅をするという、実話を基に作られた、まさに男と男の友情の映画ですが、トニーの奥さんがめちゃくちゃいい味を出しているのです。まさに「女房としての完成形」のような立ち振る舞いをするのです。
ネタバレしてしまうので詳細を書くことは控えますが、あの立ち振る舞いは夫のことを想っていないと絶対にできない。でも、そのことに気づけない男性、案外多いのです。
彼に「トニーの奥さん、めちゃくちゃ優しかったよね」と聞いても「どこが?」と言うかもしれません。「あ、あの手紙のこと?」と言うかもしれません。こういった、自分がグッときたシーンで彼が何を感じていたのかを探ってください。
逆に、彼がどんなシーンにグッときたのかも聞いてみてください。そして、必ず理解できないシーンや、残念に感じたシーンも話し合ってください。
男と女が一緒に生きるとき、大事なのは「いかにちがいを認め合うことができるか」だと思います。
付き合う前って「いかに互いが同じ価値観を持っているか」を探ることばかり一所懸命になってしまい、本当はもっと大切な「互いがいかにちがう価値観を持っているか」の確認を怠ってしまいます。
映画は、互いが持つちがった価値観をどれくらい許せるか? を知るチャンスなのです。
映画デートは2人の仲を深めるチャンスがいっぱい
ここからはちょっと先の話ですが、一緒に観た映画に続編が出たらまたデートに行けばいいし、同じ監督(もしくは俳優)の映画観たいよね、となれば家でネットフリックスやアマゾンプライムで観るチャンスにも繋がります。
何も考えていないとあっという間に終わってしまう映画デート。実はチャンスがたくさんあります。それを活かさないなんて、あまりにももったいない。
どうか、泣いて笑って彼との「ちがい」を確認してください。
(ウイ)
※画像はイメージです