プロ野球「ザワつく12球団ベンチ裏」(2)DeNA・ラミレス監督の謎采配 (1/2ページ)

アサ芸プラス

プロ野球「ザワつく12球団ベンチ裏」(2)DeNA・ラミレス監督の謎采配

 ようやく最悪の状態を脱したかに見える3連覇王者の広島は、丸のFA流出以上に選手と首脳陣、球団フロントとの対立が悪影響を及ぼし始めている。

「緒方孝市監督(50)は、典型的な何もしない監督。開幕当初、最下位転落後もなんら具体的な策を打たなかったので、選手の危機意識が高まってみずから奮起、ようやく勝ちが先行し始め上り調子にあります。ただ、放任主義野球のままでは、再び負け始めれば選手からの不信感が膨れ上がることになりかねない」(スポーツライター)

 そもそも広島は今年、菊池涼介(29)がシーズンオフのメジャー挑戦を表明、正捕手・會澤翼(31)もFA権を取得と、2年連続で主力流出危機を迎えているのだ。

「會澤がFA資格を満たした4月7日に球団は『これからも正捕手としてやってもらいたい』としながら、条件面については白紙を強調するコメントを出した。選手にしてみれば、本気で慰留する姿勢とは受け取れず、こちらも溝が深まっているようなのです」(スポーツ紙デスク)

 広島の黄金時代は、はかなく崩れ去るのだろうか。

 Aクラスで「平成」を終え、「令和」が始まったとたんに阪神、広島に抜かれて5位転落の中日。メディアがこぞって注目する2人のスター選手がいまだに沈黙したままだ。

「昨オフの“主役”だったドラ1の根尾昂(19)は、GW明けに左人さし指のケガから実戦復帰しましたが、実際のところまだファームですら打率1割台前半。守備でもいいところが見せられず、戦力としてカウントすることは難しい。ファンサービス絡みで右腕を負傷した松坂大輔(38)も、ブルペンには入っていますが、まったくペースアップできないまま。救世主としての期待は持てませんね」(スポーツ紙デスク)

 さらに悩ましい外国人枠の問題が横たわっていた。

「開幕投手の笠原祥太郎(24)やベテランの山井大介(41)が登録抹消の現状、ロドリゲス(27)、マルティネス(22)、ロメロ(28)の投手3枚は外せない。不調の最大の原因が『得点欠乏症』であるのに、打者を1枚減らさざるをえません。ビシエド(30)は不可欠ですから、アルモンテ(29)が割を食っている。

「プロ野球「ザワつく12球団ベンチ裏」(2)DeNA・ラミレス監督の謎采配」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2019年 5/23号緒方孝市アレックス・ラミレスDeNAプロ野球エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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