突然激しい頭痛に襲われ意識不明に。目覚めると過去38年間の記憶が失われていた女性(アメリカ) (2/3ページ)

カラパイア



 この時の様子を振り返って、キムさんは次のように話している。

自分が誰だかわからず、夫や子供、孫のこともまるで覚えていませんでした。病室に来た男性が、涙ぐんでいたので不思議に思っていると、その人は私の夫だと口にしたので、自分は結婚していたのだと知り、驚きました。

目覚めた時、自分を18歳の高校生だと思い込んでいたので、自分の老けた姿を鏡で見て違和感を覚えました。

それでも、両親が迎えに来てくれると思っていたら、何年も前に他界したと聞かされて、大きなショックを受けました。全てが失われたような気持ちになりました。

 2005年に結婚した夫のデイヴィッドさんからは、2人の結婚式の写真や家族で撮った写真を見せられ、家族はなんとかキムさんの記憶を呼び起こそうと試みたが、失敗に終わった。

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・原因不明の一過性全健忘と診断されたキムさん、過去約40年の変化に驚く

 医師によると、キムさんの症状は一過性全健忘だという。
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