突如水が湧きだし沈み込んでいくロシアの町。一体何が起きているのか? (2/4ページ)
・陥没の始まり
しかし、2006年のことである。地下220m~460mのどこかの地点で、水が湧き出したのだ。

image credit: Lana Sator
まずいことに、坑道の天井を支えている壁や柱は、水溶性の塩でできていたのである。塩が溶けるにつれて、町のあちらこちら、居住区や商業地区に見過ごせない規模の陥没が起こっている。
「お祖父さん」と呼ばれる最大の陥没穴は、幅がおよそ400m、深さは200mを超える。鉱山への唯一の鉄道路線が、この「お祖父さん」に呑み込まれかねない状況だ。

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ベレズニキの鉱山では、全世界の10%に当たるカリウム塩を産出している。そしてもちろん、鉱山は町の経済の中心だ。閉山ということになれば、そのダメージは大きなものになるだろう。