突如水が湧きだし沈み込んでいくロシアの町。一体何が起きているのか? (1/4ページ)
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ロシアを縦断するウラル山脈の西側にカマ川が流れている。この川はいずれヴォルガ河に合流し、カスピ海へ向かう。
そのカマ川の西岸には、ベレズニキという町がある。が、近年、この町ではSFのような事態が起こっているのだ。
宇宙人が襲来したわけでも、町の人がゾンビ化したわけでもない。もっと地味だが、それは着実に進行している現実なのである。
ベレズニキの町は、徐々に水に沈んでいっているのだ。
・川沿いの鉱山町
ベレズニキの人口は15万人を超える。この町ができたのは一世紀近く前、ソビエト連邦の時代だ。当時の政府には、ここに町を造りたい理由があった。
その理由とは、カリウム塩の鉱山である。鉱山で働く労働者と、その家族の暮らす場所として、ベレズニキの町がつくられたのだ。
町が建てられた場所は、採掘中の鉱山の真上に当たる場所だった。危険な話に聞こえるが、当時のソ連では普通のことであり、実際に何十年も何の問題も起こらなかったのである。

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それから現在までの間に採掘は進み、坑道は町の地下一面に広がっていった。