「気にしすぎる性格の人」が今すぐやるべきこと (3/4ページ)
でも一方で、自分も社会人になってみると仕事をきっちりする人は人望が厚く信頼できる上司であることも理解できると思います。
この自己分析で大切なことは、他人に性格を責任転嫁するために原因探しをするのではないということです。
事実を見つめ、自分の努力で修正できるところを謙虚に探していくのです。その過程では、気にしすぎるという性格は短所でなく、何事も責任を持ってしっかり成し遂げるといった長所でもあることに気づくでしょう。
そうして自身の気質であるということが理解できたら、ここは否定せずに受け入れてしまいましょう。
また、環境などの後天的な要因で形成された性格は変えていくことが可能です。
たとえば気にしすぎる性格の中でも「人が自分をどう思っているかが気になる」という悩みは人間関係があるところに常につきまとう感情ですので、苦しんでいる方も多いと思います。
そういうときは2:6:2の法則です。
2:6:2の法則というと「働きアリの法則」を思い浮かべる人も多いと思います。
これは、働きアリを集めるとよく働くアリと時々サボるが普通に働くアリとまったく働かないアリの割合が2:6:2の割合になるというもの。
ここでまったく働かない2割のアリを除いても、残りのアリでまた2:6:2の構成になります。
こうしたアリのコロニーは、行動心理学の観点からみると人間のコミュニティ全般にも当てはまると考えられています。
そもそも、組織の中で働きアリの役割を持つ人は働かない人を嫌う傾向にあります。
また私の臨床上でも、嫌な人が異動や退職で部署からいなくなっても、数カ月もするとまた別の嫌いな人ができて、不満が募っているというケースは珍しくありません。
人間も動物ですし、さらに感情を持っています。
2割は自分のことを好き、6割はどうも思っていない、2割は自分のことを嫌いという心理構造は、組織においては一般的であるといえるのです。
つまり、全員が自分を好きなんてことはあり得ないと割り切りましょう。