乃木坂46・白石麻衣『俺スカ』下ネタ&涙演技で本格派女優に開眼!
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女装家でゲイの教師、原田のぶお(古田新太/53)を中心に描かれる土曜ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)は、毎週のようにフィーチャーされるキャラクターが異なり、幅広いファン層を魅了している。
5月18日の放送では、関西ジャニーズJr.でなにわ男子の長尾謙杜(16)が演じる若林にスポットライトが当てられたが、5月25日の放送は乃木坂46の白石麻衣(26)が演じる世界史教師、里見に注目が集まった。まずは放送内容を振り返ってみよう。
里見(白石麻衣)は父の勧めにより見合い結婚が決まるが、これは自分の病院を継いでもらうために、父が押しつけた縁談だった。一方、のぶおのクラスの生徒、明智(永瀬廉/20)のもとに、確執がある父、純一(板尾創路/55)がやってきて口論になる。その後、里見は無理やり結婚させられることになるのだが、その結婚式場にのぶおがウェディングドレスで乗り込んできて……。
明智のダメ親父が板尾創路が演じていたことも話題になったが、主役は間違いなく里見役の白石麻衣だった。これまで黒を基調とした衣装が注目されていたが、今回は純白のウェディングドレス姿を披露。SNSには「まいやんのウェディングドレス姿めっちゃ気品高くてすてきだ」など、喜びのコメントが多く寄せられていた。さらには涙を流したり、親への思いを切々と語るなどシリアスな場面でもしっかりした演技を見せた。
白石麻衣は乃木坂46でつねにシングル選抜に選ばれる、絶対的エース。昨年は写真集『パスポート』(講談社)が記録的なベストセラーとなり、その人気はもはやとどまる所を知らないトップアイドルだ。とはいえ、これまではアイドル業が忙しかったこともあり、意外にもドラマ出演はそれほど多くない。
一方で、同じ乃木坂46で人気を二分する西野七瀬(25)は、白石も出演した映画『あさひなぐ』に主演するなど着々と女優としての階段を昇っており、乃木坂の卒業生、深川麻衣(28)も連続テレビ小説『まんぷく』(NHK)、『日本ボロ宿紀行』(テレビ東京系)と話題作に抜擢されるなど、女優として注目度がアップ中。彼女たちと比べてしまうと、白石は単発ドラマや連ドラへのゲスト出演はあるものの、まだまだ女優のイメージは希薄だ。
だが『俺スカ』は女優、白石麻衣の名を高めることになるはずだ。もともとの清楚なイメージを崩すことなく下ネタを口にするなどコミカルな一面を見せたり、今回の放送のように感動的な場面でも気後れすることなく真摯な演技を披露している。
今回は民放のプライム帯での連ドラ初レギュラーであるし、さらに古田新太、いとうせいこう(58)、荒川良々(45)といった個性的なメンバーとの共演で、女優としての腕が磨かれることは間違いない。昨年は写真集が大ブレイクした白石だが、今年は女優でブレイクすることだろう。今後は女優としての白石麻衣に、注目したい。
ちなみに6月1日の『俺スカ』は、King&Princeの永瀬廉が主役の回となりそうだ。注目若手アイドルの、熱のある演技に期待したい。(ドラマライター・半澤則吉)