エース社員を育てるために上司がすべきこととは? (2/4ページ)

新刊JP

全く届かない仕事を任すのは、失敗して諦めを覚えさせてしまうだけなのでNGです。

一方で簡単な仕事を与えても退屈なだけですから、CSバランス、チャレンジ(C)とスキル(S)のバランスを取っていくことが大切です。

――仕事に対して「当事者意識」を持ってもらうことは極めて重要だと思うのですが、そのための手段などありましたら教えてください。

紫垣:最近、人から聞いて共感したのですが、「部下からの愚問に答えてはいけない」ということなのだろうと思います。

その愚問とは「これはどうすればいいですか?」という、自分の考えを放棄して答えを教えてもらうだけの質問ですね。私が在籍したリクルートでは、そういう質問をされたときに返答の仕方が絶妙で、「お前はどうしたいんだ?」と上司が必ず聞くんですよ。そうやって、自分で考えさせて仕事を進めていく。それが積み重なっていくと、主体性が生まれるわけです。

だから「どうすればいいんですか?」という愚問には答えない。そこは意識すべきことだと思いますね。

――では、新人側の「こうしたいです!」という答えについては、基本的にはそれで進めさせるべきなのでしょうか?

紫垣:仮に的外れなことを言っていたら会話をすることも大切です。そこは指摘しないといけない。でも、メンバー一人一人が意見を発する機会をつくること自体が、新人にとって大きな学びになると思います、

■AI時代でも変わらず結果を出せる人材とは? ――本書に書かれている「新人時代は失敗が許されている唯一の期間である」という強みは、新人の皆さんにぜひ覚えておいてほしいなと思います。

紫垣:そうなんですよね。当然、新人の方々は気づいていないけれど、極端な話、上司は「これが失敗したら会社が傾く」というような仕事は任せません。言うなれば、新人に対して期待はしているけれど、期待値はそんなに高くない。それが新人ですから、その状況を俯瞰して、恵まれた環境の中でチャレンジをしないのはもったいないですよね。

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