杉咲花『いだてん』ステップに、朝ドラヒロインに抜擢!?

日刊大衆

杉咲花『いだてん』ステップに、朝ドラヒロインに抜擢!?

 主人公の金栗四三を中村勘九郎(37)が演じる、大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)。最近は低視聴率の話題ばかりだったが、久しぶりに明るいニュースがあった。あの人気若手女優のウェディングドレス姿が、話題になったのだ。まずは6月2日の放送を振り返ってみよう。

 メダルを期待されたもののアントワープ五輪で成績が振るわなかった金栗。失意の中、ドイツを旅し、女性たちがスポーツにはげむ姿に驚く。金栗が日本でも今後は女性スポーツを発展させるべきだと思い、嘉納治五郎(役所広司/63)にこれを伝えたところ、東京府立第二高等女学校で教師となることに。そこには三島弥彦(生田斗真/34)の家で女中として働いていたシマ(杉咲花/21)が教師として赴任していた。

 シマはこの放送回で増野(柄本佑/32)と結婚し、美しいウェディングドレス姿を披露した。これには「シマちゃん美しすぎる」「なにこの花ちゃんかわいすぎる」と、ツイッター上で話題になった。他にも「嫁になんか行かなきゃいい!」と女学生の前で絶叫するなど、この回はシマを演じる杉咲花が主役だった。

 杉崎花はドラマやコマーシャルで活躍するなど、近年、注目されている若手女優。2016年、宮沢りえ(46)と共演した映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得するなど、若くして演技派女優と認められている。一方で18年『花のち晴れ~花男NextSeason~』(TBS系)に主演するなど、人気ドラマに出演して知名度も急上昇中だ。

 実は杉咲花にとって『いだてん』が初の大河ドラマ。しかも、日本の女子スポーツ推進に貢献したシマという重要な役どころとあってかなり気合が入っていたはずなのだが、このドラマが1桁視聴率が続く不人気作品となってしまったのは、本当に不幸な話だろう。しかし、気落ちしてはいけない。このまま順調に女優としてキャリアを積めば、朝ドラの主演も夢じゃないのだ。

■二階堂ふみの次は杉咲花?

 というのも、杉咲がブレイクしたのは、16年上半期の朝ドラ『とと姉ちゃん』だ。高畑充希(27)が演じるヒロイン、常子の末の妹、美子をけなげに演じ、お茶の間の人気者となった。今回はそれ以来のNHKドラマ起用なのだが、『とと姉ちゃん』は通期の平均視聴率が22.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)というヒット作だったこともあり、NHKとのつながりは強い。

 さらに、近年の朝ドラヒロインの起用傾向も、杉咲のヒロイン抜擢を後押しする。前述の高畑充希や『まれ』で主演を務めた土屋太鳳(24)は、それぞれ朝ドラでヒロインの家族を演じた後、ヒロインとして帰ってきている。また、来年春にスタートする『エール』で窪田正孝(30)が演じる主人公の妻に選ばれた、二階堂ふみ(24)は、昨年の大河ドラマ『西郷どん』にも出演しており、大河から朝ドラという新しいルートを作った。

 朝ドラ経験者、大河ドラマ経験者、この両方に該当するのが、そう、杉咲花だ。まだ21歳という年齢やその人気、演技力を考えると、ここ数年のうちに朝ドラヒロインに指名される可能性は十分ある。

 低視聴率にあえぐ『いだてん』は男性キャラばかりの印象があるドラマだが、最序盤から今に至るまで杉崎が演じるシマの存在は一服の清涼剤となり、視聴者を食い止めるのに大きく貢献している。NHKに売った恩が、近い将来「朝ドラヒロイン」というかたちで返ってきても不思議ではないだろう。(ドラマライター・半澤則吉)

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