交流戦で分かったセ・リーグ左投手の活用法 (2/2ページ)

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あえて言うならば、西武は山川、中村、メヒアと「右の大砲」を中心とした打線で、日本ハムは、4番の中田翔、大田を除けば、左バッターがチームをけん引している。

 「石川にとって、対戦バッターの右、左はさほど関係ないはず。変化球の精度も高いが、失点が許される場面であれば、無理をしないというか、1点を失っても2点目はやらない気持ちで投げています」(球界関係者)

 精神的な余裕というわけか。もっとも、田口は一軍生き残りをかけての登板だっただけに、戦う相手は西武打線だけではなかったのかもしれない。

 交流戦3カード目を終えた6月13日、数少ないパ・リーグの技巧派左腕、ソフトバンク・大竹耕太郎が阪神打線を抑え、勝利投手になった。強敵・ソフトバンク打線を6回まで零封しつつも、7回に失点して負け投手になったのが、左腕・高橋遥人だ。高橋は速球派。臆することなく、ソフトバンク打線に自分の得意なボールを投げ込んでいた。

 技術も大切だが、「自分」に自信があるかどうかも大切なようだ。
(スポーツライター・飯山満)

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