2040年、世界の肉の60%が人工肉に置き換わると予測される(米研究) (3/5ページ)

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・培養肉に対する消費者の意識も変わり始めている

 また、アメリカ、中国、インドでの調査では、培養肉についての潜在的な顧客の不安は障害にはならないということも報告されている。

 培養肉は、長期的にみても最も人気が出るとされるもので、2040年に消費される全肉の35%を占めることになるとみられている。


・20年後には世界の肉の60%が人工肉に

 こうした移り変わりは、従来の食肉養殖法の環境への影響と併せて、ヴィーガン代替品に対する需要の高まりに対する意識が各消費者の中で向上した結果であることが指摘されている。

 より持続可能でヘルシーな食生活を意識し、肉の代わりに豆類やナッツ類などのたんぱく質を摂取するという新しいライフスタイルへの転換を求める人が増加しているのだ。

 結果として、培養肉と植物性の肉代替品は、全ての下請け会社と共に10億ドル規模の従来の食肉産業を崩壊させようとしているようにも思える。

 いずれにしても、世界の肉の60%が20年後の2040年には、屠殺された動物からのものではなくなる可能性が高くなるとのことだ。
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