エスムラルダの「勝手にワイドショー！」

　山形で地震が発生したり、ジャニー喜多川社長が緊急入院したり、ここ数日、やはりいろいろなことが起こっているけど、アタシ的にもっとも興味を惹かれたのが、「シンガーソングライターの崎谷健次郎さんを27年間ストーカーしていた女性が、6月12日、ついに逮捕された」というニュース。

　30代以下の人は「崎谷健次郎」と聞いてもピンとこないかもしれないけど、崎谷さんはとにかく美しいメロディーを書かれる方で、アタシが青春時代に心酔した作曲家の一人。崎谷さんご自身が歌う「もう一度夜を止めて」は超名曲だし、斉藤由貴や中山美穂など、当時のアイドルたちに提供した曲も、どれも素晴らしかった……！

　今回、そんな崎谷さんが、四半世紀以上もストーカー被害に遭っていたことにまずびっくりし、逮捕された加害者のブログを読んで、さらにびっくり。実はアタシ、ここ数年、わけあって、ストーカーについてちょこちょこ調べているんだけど、「相手の作品や『ファンサービス』や社交辞令を、自分への愛情や親しみの証だと思い込む」「自分が誰かを愛するのは、命を差し出すのと同じこと、などと言う」「相手は本当は自分を愛しており、相手が自分を拒絶するのは誰かにそそのかされている（騙されている）からだと思い込む」「自分はストーカーなどではない……どころか、むしろ被害者であると主張し、警察や弁護士にまで相談する」とか、ストーカーの典型的な思考・言動に完全一致。人はそれぞれ個性が違うのに、ストーカーの方々の思考や行動のパターンって、なぜか金太郎飴みたいに同じなのよね……。

　あと、個人的には「知り合って間もないうちから、やたら距離を詰めてくる人」「自分の顔の超どアップの写真を、やたらSNSに載せる人」「自分は清廉潔白な人間であり、他人の悪口など言わない、とやたら言いたがる人（その割に、よく他人を批判している）」「勝ち負けにやたらこだわる人」あたりは、注意が必要だと思っているわ。