危機管理の専門家が語る「日本を標的にしたテロを事前に察知するための知恵」 (2/3ページ)

新刊JP

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普段いつもあるものや、いつもいる人、いつも聞こえる音や匂いを観察し、記憶しておくことで、「いつもあるものがない」あるいは「いつもないものがある」という時に異変を察知しやすくなる。普段は何も停まっていない場所に、ある日見慣れない車が停まっていれば、「何かがおかしい」とわかるわけだ。

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海外旅行などで知らない土地に行く際は、「いつもあるもの」ではなく「あるべきもの」が基準になる。たとえば、人でごった返すはずの旅先のショッピングモールや市場が妙に閑散としていたとしても、「空いていてラッキー」などと思ってはいけない。人が少ないのは、地元の人間はテロの情報や予告を入手しているからかもしれないからだ。

■まず逃げろ。状況を確認するな

こうした用心にもかかわらず、テロに遭遇してしまったら、やるべきことの優先順位は「RUN(逃げる)」「HIDE(隠れる)」「FIGHT(戦う)」である。

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銃声や爆発音が聞こえたら、何が起こったかを確認する前に、その場所から走って遠ざかること。あなたがよほどの重要人物でない限り、そのテロはあなたを標的にしたものではない。距離さえとれば、追いかけてまで攻撃されることはない。真っ先にすべきは状況を把握することではない。逃げることだ。

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