危機管理の専門家が語る「日本を標的にしたテロを事前に察知するための知恵」 (3/3ページ)

もし逃げ遅れたら、隠れる。コンクリートで囲まれた場所など、できるかぎり武器による攻撃に強い場所(家具や住宅の壁では銃弾を防ぐことはできない)を日ごろから探す癖をつけておいた方がいいかもしれない。そして、隠れたら、決して物音を立ててはいけない。携帯電話のバイブレーション機能も切っておくべきだ。

逃げられない、隠れるのも無理、となったら、最後は戦うしかない。身の回りにあるもので、なんとか生き残りをはかるしかない。本書によると、包丁やナイフがあるなら相手の首を狙い、それらがなければ、目を狙うべきだとしている。文房具やコップ、クレジットカード、スマートフォンなど、いざとなれば攻撃に使えるものは多々ある。それらをどう使うかを普段からシミュレーションしておくことが大切だという。
当たり前だが、この場面は殺されるか生き残れるかという極限だ。何よりも必要なのは命を賭して戦うという覚悟なのはいうまでもない。
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テロや電撃的な軍事攻撃など、私たちの「平時」の生活がいつ暗転するかなど誰にもわからない。「日本は大丈夫」も「私は大丈夫」も油断でしかない。
万が一のことに想像力を働かせ、自分の行動をイメージしておくことが、有事の生死を分けるといっていい。生き残るための指南書として、本書は多くの示唆を与えてくれるはずだ。
(新刊JP編集部)