どうすれば大事な場面であがらない!? 俳優が本番前にやっている意外なこと (2/2ページ)
嫌いな上司や知人を思い浮かべて「この無能野郎!」と絶叫するのもオススメ。
■性格そのものを変えるのは難しいけど、その瞬間だけは「緊張しない別人」になれるこれまで緊張をとる方法というと、深呼吸やストレッチをして、気持ちを静めるための方法がほとんどでした。しかし、それで本当に緊張がとれるかというと、正直、気休めにもならないのが実情だと思います。緊張しているとき、心を落ち着かせようとすると、かえって緊張のドツボにはまってしまうのが人間なのです。
伊藤さんの緊張撃退メソッドは、心をムリヤリ操作しようとしません。
緊張している人がぜったいしない「言葉」と「動き」をすることによって、結果として心を緊張しないように誘導していくものなのです。言動によって心を誘導する手法は、演劇の役作りをするための方法の一つ。つまり、「緊張しない別人」の役に入り込めば、誰でも緊張にとらわれずに最高のパフォーマンスを発揮できるのです。
たしかにビジネスの世界では、「素の自分」で生きていると苦しくなることがありますよね。仕事ができるといわれている人の多くは、何かの役を演じているからバリバリ仕事ができているのだと思います。
あなたもこのメソッドを実践して、別人になるきっかけとしてみてはどうでしょうか? すると緊張に苦しまないビジネスライフを送れるようになれるかもしれません。
(新刊JP編集部)