〈目からウロコの健康術〉 汗をかきやすい夏に急増する! 「尿路結石」は再発しやすい厄介な病 (2/3ページ)

週刊実話

普段と違う色の尿が毎回続く場合は、発作の前触れと考えた方がいいでしょう」

 一方で尿路結石の約3割は痛みを伴わないといわれる。結石は、多くの人がしばしば出来ているもので、出来た結石の大きさが尿管よりも小さい場合は、自然に尿管内を移動して尿とともに排出されて、痛みも発生せず、本人は何ら問題を感じていない。

 だが、結石の大きさが尿管と同等、もしくはそれより大きい場合は、尿管を塞いでしまい、腎臓で尿が作られるにつれ腎臓から結石の位置までの圧力が高まっていき、激痛が発生するという。この状態でCT撮影を行うと、ほとんどの場合、腎臓の肥大が起きている。

 「このように、尿路結石が大きいほど、体に与えるダメージは大きい。流れをせき止められた尿が停滞し、腎臓に溜まると『水腎症』を起こしやすくなります。最悪の場合、腎臓を摘出する結果となります。よく知られるように、腎臓は二つのうち一つ摘出しても命に別状はありません。しかし、疲れやすくなり、体の無理が効かなくなるなど、確実に日常生活の質が落ちます」(新井医師)

 都内に住む会社員Cさん(52)の場合、今回は結石の大きさが10ミリ前後にもなり、尿管を塞いでしまった。それでも腎臓は尿を作り続けたため、腎臓から結石までの間に圧力がかかり、激痛が発症した。結局、Cさんの治療には、体の外から結石に衝撃波を当て、砂のように小さく砕いて、排出させる「ESWL(体外衝撃波結石破砕術)」が用いられた。

 これは麻酔を必要としないため、体に負担の少ない治療法。また尿路結石の治療法としては、他に尿道から内視鏡を入れてレーザーで結石を破砕する「TUL(経尿道尿管結石術)」という方法もある。

★5年以内に30〜50%が再発

 だが、Cさんも予防策として、担当医から次のような注意を与えられた。
(1)水分は1日1㍑を目安に飲む。
(2)肉類など脂っこい物は余計に食べない。
(3)採血検査などで尿酸値が高い場合は、不規則な食事はやめる。
(4)食べてすぐ寝るような習慣はやめる。
 では、尿路結石についての「正しい知識」とは、どんなものがあるのだろうか。

 都内で総合医療クリニックを営む久富茂樹院長はこう語る。

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