振り込め詐欺グループの忘年会に、所属事務所を通さない“闇営業”で出席し、事務所から無期限謹慎処分を受けた、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之（４９）。

　コンビでメインＭＣを務める、テレビ朝日の人気バラエティ番組『アメトーーク！』の６月２７日放送『ネタ書いてない芸人』は、宮迫の出演シーンを全編カットしての放送となった。

　さらに、６月２８日付の『東スポＷｅｂ』の取材で、同番組の夏の定番人気企画『高校野球大大大好き芸人』が放送中止に追い込まれていたことが明らかになった。

「全国の高校野球ファン、野球少年たちが毎年楽しみにしている人気企画でしたが、“高校野球”というコンプライアンスを非常に重視するテーマだけに、反社会的勢力との関わりがあった宮迫さんと結びつくことを避けたんでしょう。夏の甲子園は朝日新聞社の主催でもありますしね。他にも特定の企業を取り扱う企画は今後、『アメトーーク！』で放送するのは難しいかもしれません」（制作会社関係者）

『アメトーーク！』ではこれまで『六本木ホテル・アイビス芸人』『餃子の王将芸人』『天下一品芸人』といった特定の企業のサービスやメニューが大好きな芸人くくりの企画も数多く放送してきた。

「暴力団排除条例が全国で施行され、暴対法が強化された今、黒社会との結びつきを感じさせるのは企業イメージにはマイナスにしかなりませんからね。『家電芸人』も毎回ゴールデン帯のスペシャル番組で放送されますが、今後は自社の商品をピックアップするのはＮＧということで、放送できなくなる可能性もあります。