カープの危機脱出の最善策は「アメリカ式守備陣営」 (2/2ページ)

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バウンドも不規則だから、捕球する最後の瞬間までボールを見なければならない。また、バットの芯で捉えた打球がヘンに加速することもある。そのため、後方に守って、フットワークを使って捕球し、かつ一塁まで速いボールを送らなければならなくなる。

 アメリカの野球場には天然芝が敷き詰められている。肩の強い内野手が育つのは、施設の違いによるところもあるのではないだろうか。小園の出身校・報徳学園は土のグラウンドだったが…。

 広島には「素質」を感じさせる若手が多い。正遊撃手・田中も、小園に触発されたのか、1番を任されていた昨季の勢いを取り戻しつつある。髙橋の活躍を見て、松山、長野、野間ら外野手たちも「このままではヤバイ」と思っているはず。低迷脱出への最善策は、緒方監督が慌てず、ガマンして「待つ」ことではないだろうか。
(スポーツライター・飯山満)

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