彼にイライラ……。寛容な自分になる「感情コントロール術」 (2/3ページ)
事情を知った彼は、「そんなに大変な思いをして僕に会ってくれていたんだね」と申し訳なさそうにしていました。そんな彼を見て、T美さんも申し訳なく思い、もう二度と彼に怒ったりしないと心に誓ったのですが……。
■最悪の場合は彼との別れが待っている
結局それからも彼はデートを時々キャンセルし、そのたびにT美さんは怒りが抑えきれなくなりました。ある日、楽しみにしていた花火大会に彼が行けなくなってしまったときは、怒りのあまり、彼を泣きながらなじってしまったのです。
いつものように彼は謝ってくれるだろうと思っていたのに、その日聞こえてきたのは「もう別れよう」という言葉でした。
「僕はT美を悲しませてばかりだ。幸せにする自信がなくなった」 と言う彼に、T美さんはすがりました。
「こんなにつらい思いをしてもあなたについてきたんだから、責任をとって」 とも言ったのですが、彼の気持ちは変わらなかったのです。
彼がいなくなった寂しさからT美さんは復縁の誘いを何度もしているのですが、彼から返信が来ることはありません。
■怒りの奥には隠された真の感情がある
彼に対して怒りを爆発させてしまう人は、必ずと言っていいほど、彼にはっきりとは言えない「本当の不安」を抱えています。
たとえばT美さんの場合は「そろそろ結婚の話を切り出してくれてもいい頃なのに」と、彼に不満を抱いていました。けれど自分から結婚してなどとは言えないので、彼の求婚をずっと待っていたのです。それなのにデートをキャンセルされたので、「私との結婚を考えてないの?」という感情が渦を巻いて、だからこそ必要以上の怒りをぶつけてしまいました。
心の奥に隠された本当の気持ちまでは、彼は見抜くことができません。結婚についてどう考えているかを雑談のなかでさりげなく聞き出すなどして、T美さんから探りを入れておけば、ここまで感情が暴発することはなかったかもしれません。何度も繰り返された爆発には、「いつになったら結婚してくれるの?」という心の叫びが込められていました。