「みんなと一緒」すぎる大学生たちと、とある大学6年生の遠回り #大学1年生の転び方 (2/5ページ)
手っ取り早く個性を確立するために変なエスニックファッションに手を出したのも、顔から火が出るほどいい思い出です。
(男性/大学4年生/24歳)
友達がいると、たしかに学生生活は充実しますよね。それは否定できません。SNSで繋がるのも、多くの現代人にとって、避けて通れぬことでしょう。しかし、この方は、友達づくりをがんばり過ぎた結果、大学に行かなくなってしまったと。
ここが、わたしにとっては謎であり、興味深いところです。
お便りの文面だけではよくわかりませんが、友達づくりが大学生活と切り離されたところで行われていた、ということなんでしょうか? だとしたら、それはそれですごい。大学生のうちから、大学とは関係ないところでめっちゃ遊び友達がいる人生。
リア充の中のリア充じゃないですか。そのまま大学を辞めて仲間と起業、みたいなルートもあったかもしれませんよね(外野の勝手な妄想ですが)。

教員のわたしが言うのもなんですが、友達が多い人って、授業なんか受けなくたって、ノートとか借りられるそうじゃないですか? 出席数さえ確保しておいたら、ギリギリ単位はもらえると思うんですけど……。
出席してないわ友達少ないわでノートを借りることもできず必修の単位を落とした20年前のわたしから言わせると、「なぜそのコミュ力を勉強方面で利用しないの!?」と思ってしまいます。最強の武器を持っているのに使わない勇者、みたいに感じるというか。それが悪いということではなくて、むしろ、その欲のなさに人間味を感じて、「ちょっと一杯飲みませんか? その話、詳しく聞かせてくださいよ!」と言いたくなります。
しかも、この方は、そうやって作り上げた人脈を「全消し」して、大学へと戻ってきています。