生理が月2回来るって異常? (3/6ページ)
生理が来ているということは、「エストロゲン」がちゃんと出ている証といえるんです。
――たしか、女性ホルモンには、「エストロゲン」と「プロゲステロン」(黄体ホルモン)という2種類のホルモンがあって、その分泌リズムと生理周期とは連動しているんですよね?
高尾先生:その通り。流れとしては、まず「エストロゲン」の分泌量がピークになったあとに排卵が起こります。だから、私たちが妊娠するためには、「エストロゲン」がちゃんと出ていることが大切です。ちなみに猫は、性交渉をきっかけに排卵が起こるんですよ。毎月の生理周期ごとに排卵する人間とは仕組みが全然ちがいますね。
さあ、まだまだ続きますよ。排卵後、私たちの体は妊娠しているかもしれないと考えて、妊娠を継続させるために、「プロゲステロン」というホルモンを出します。そして排卵の約2週間後、妊娠が成立しなければ、子宮に用意していた赤ちゃんのためのベッド(子宮内膜)を手放していきます。これが生理として私たちが目にするものです。生理は、こうしたホルモンの一連の変化の最後に起こる出来事なんですね。ですから、生理の状態が変だなあと気づいたら、その前の体調や生活の様子はどうだったかということを、自分で振り返ってみることが大事です。
また、体の仕組みとして、排卵から生理がはじまるまでの日数は14日間と決まっていますが、生理が来てから次の排卵までの日数には個人差があるんです。後者の日数が11日の人なら生理周期は25日になるし、24日なら38日というサイクルになるんですね。
◇20~30代女子の生理周期が短くなる原因
―― なるほど。生理周期にもともと幅がある理由がよくわかりました。ただ、今回の生理が「2週間後に来た」というような状況はなぜ起こるのでしょうか。何か異常があると考えたほうがいいのでしょうか?
高尾先生:生理周期が短くなる原因のひとつとしては、まず「プロゲステロンの分泌量が減る」ということが考えられます。