だがちょっと待ってほしい。植物に意識があるという風潮に論文で反論する研究者(米研究) (3/4ページ)
・植物に意識はあるか?
だが、そうした例えでも特に困ったものが、少なくとも一部の植物には意識があるかもしれないというものだ。
哲学者たちは、意識をきちんと定義することに、何世紀も前から頭を悩ませてきた。現代の神経科学者たちでさえ、人間の意識を担う生物構造をはっきりと特定することに苦労している。
植物の根の先端で確認された"神経のような"活動を”脳のようなもの”と言って構わないだろうという見解にしたがって、その組織反応を動物の用語で置き換えようというのなら、あまりにも行き過ぎになることだろう。
なにしろ、それとはまるで違うと思われる神経系を持つ動物がたくさんいるのだ。
「さらに、もし意識のない動物がいるのだとすれば、神経細胞すら持っていない植物にも意識などないということに納得してもらえるでしょう」とテイツ氏は言う。

Little Shop of Horrors (1986)
・植物神経学の未来
植物神経学はまだ新しいジャンルだ。これから新たなる事実が次々と発見されるかもしれない。
今後研究が進めば、植物が必要なことを行うために、ある種の計算をしているということが実証され、これらについて再考が促されるようになる日が来ないとは限らない。
しかしテイツ氏は、植物神経学者による実験は彼らの大胆な主張を裏付けるために必要となる厳密さに欠けていると話す。
もちろん、植物にだって意識があると教科書に載るようになれば素晴らしいことだが、今のところはきちんと答えられていない疑問だらけということらしい。