ランボルギーニ・ミウラの歴史を振り返る!元祖スーパーカーのモデル変遷、イオタとレプリカの違いは? (3/5ページ)
385馬力まで出力が上げられたエンジンの変更点は、インテークを拡大にし、キャブレターを変更、エンジン内部もカムシャフトを変更しバルブのリフトタイミングも変更されました。足回りはリアサスペンションが強化され、リヤタイヤは9インチホイルーに変更。
それに合わせてリアフェンダーもワイドに変更されました。またP400、P400SにないオプションとしてLSDが用意されましたが、実際に取り付けられている車両はごくわずか。P 400SVの生産台数は150台となります。
■ランボルギーニ・ミウラと似た外観のイオタとは? [caption id="attachment_35969" align="alignnone" width="1920"] 引用元:shutterstock[/caption] ミウラのボディを流用、シャシーは別物の実験車両
イオタはミウラの改良するために制作された実験車両と言われています。ですので、販売はもちろんのことカタログにすら載っていないない幻の車です。また、ボディ自体はミウラから流用しているのでデザインはよく似ていますが、シャシーは別物です。サスペンションの形式からジオメトリやステアリングラックマウントの取り付け位置など全く別で独自の設計となっています。
イオタの公式レプリカ、ミウラ P400SVJ
イオタ自体は販売されることはありませんでしたが、レプリカと言う形で作られた車両が存在します。レプリカのベース車両はミウラP 400SVを使用、エンジン自体はミウラP 400SVと同じ4リッターですがオイルの供給方式をドライサンプに変更や圧縮比を11.5:1に上げキャブレターを変更し、最高出力を440psまで高めてあります。
日本に存在する希少モデル、ミウラ SVR
ミウラSVRはランボルギーニが19ヶ月と言う時間をかけてレストアした車両になります。